調子が悪いなあ
と思って、全然打てないときが誰でもくると思います。
こういった時は復調までに、とにかく時間がかかる。
ここで、出来るだけ早く治そうとか思って、フォームをいじったり。
猛練習をしたりすると、状況はさらに悪化します。
大事なことは、じっくりと取り組んでいくこと。
1つずつ直していくことだと思います。
今回はバッティングの調子が悪い時の復調方法を紹介していきたいと思っています。
バッティングで調子が悪くなるきっかけ
結果を求めすぎる。
というのは一つあると思いますね。
たまたま出た結果に一喜一憂していると、そこからバッティングというのは崩れていきます。
バッティングに大事なことはプロセスです。
必要な段階を踏んで出た結果。
打席への入り方から、狙い球を絞り、ボールを捉えるまで。
押さえるべきところを抑えて出る結果は、次につながります。
バッティングの不調を脱出する方法
それを踏まえたうえで、バッティングの不調を脱出する方法について考えてみることにしましょう。
調子の悪い時にどう足掻けば良いのか。
気になる人は、大勢いると思います。
僕が行っている手法はこれですね。
不調を脱出する方法1.足を上げる動作を小さくする。
多くのバッターが不調に陥る原因は足を上げる動作。
ここにありそうです。
足を上げる動作というのは、打球を遠くに飛ばすうえで必要なことです。
しかし、これが過剰になるとバランスを崩し、ボールをとらえきれなくなります。
バッティングで大事なことは全体のバランス。
そういった意味では、大きく上げていた足の高さを少し低くしてみる。
ということは有効だと思います。
それによって、全体の動作に余裕が生まれるからです。
すり足打法は有効かもしれない
足を上げる動作ということですが。
参考までに、すり足という打ち方があります。
我らが、トクサンTVの動画ですね。
これをすることによって、足を上げる動作。
これによるバランスの崩れを最小限に抑えることが出来ます。
そして、ワンスイングごとの安定感が増し、それが打撃結果の安定につながる。
ということです。
足を上げる高さを変えても飛距離はそんなに変わらない
足を上げる高さが飛距離に関係しているか?
といえば、僕は疑問だと思っています。
個人的に思うことは、飛距離や打球の力強さは、
バットの芯で捉えているか。
これが1番目に来るということですね。
例えノンステップでも、芯で捉えることが出来れば、飛距離は生まれてきます。
まずは芯に当てないことには始めらないので、その確率を上げるため。
足を上げる高さ。これに注意をしてコンタクト率を上げてみてはいかがでしょうか。
不調を脱出する方法2.バットを軽くする
不調になる原因は道具に起因している場合も多いです。
そういった場合は、道具を変えてみる。
という選択肢も一つアリだと思っています。
手に馴染む道具だからこそ、それが不調の最たる原因であることにも気づきにくい。
バットを軽くしてみる。
やってみてはいかがかなと思っています。
バットを軽くする効力
スイングが一拍早くなります。
それによって出てくる結果も全然変わってくるのが、
打撃の世界です。
10gの差で、勝ち負けが左右されます。
10gで飛距離は落ちるかもしれませんが、打球の速度ははるかに上がるかもしれません。
ポップフライがライナーに変わるだけでも、大違いです。
フォームが崩れるかもしれない
ただ、軽いバットを使うと
- フォームが崩れるとか。
- 打撃スタイルが崩れるとか。
いう人もいると思います。
打席に立って初めて、軽いバットの扱いに戸惑う人もいると思いますしね。
けれどスランプを脱出するためには、大きな変化がいることも確かです。
今まで持っていたスタイルを捨てた時、たいてい人と言うのは大きく成長することが出来ます。
とすれば、打者として新しい引き出しを増やすうえで、今までと違う道具に頼ってみるのもアリだと思います。
不調を脱出する方法3.打席で何も考えない
打席で考えすぎることによって、結果が出ない。
という場合もあるかもしれません。
打席では、バランスが必要です。
相手と自分。そして守っている野手。
全体を見渡すバランス感覚が結果を残すうえで必要なのです。
打席で考えるということは
このバランス感覚が崩れる。
ということです。
要は、余裕がなくなるということです。
余裕がなくなれば、バッターは思うようなパフォーマンスを発揮できません。
自分が、そういった状況にいる。
と分かっているんだったら、いっそのこと
「打席で何も考えない」
という選択肢も一つアリだと思っています。
捨て身の覚悟でぶつかるということです。
意外と、それが良かったりする
頭よりも体を先に動かす。
それが、いい結果を生んだりします。
野球は頭のスポーツだ
野村監督はそういった風に言っていましたが。
なんだかんだ言って、野球は感覚でするものだと思います。
頭の中が、パンパンになっているときはインスピレーションに任せて。
自分が空気になったつもりで打席に立つことも、効果的なんじゃないかと思います。
不調を脱出する方法4.試合の入り方を変える
そもそも入り方。
これを意識している人は、中々いません。
少なくとも、草野球ではほとんど見たことがありません。
でも、入り方を意識するだけで、出てくる結果は大きく変わってきます。
入り方で大事なこと
体と心の調和だと思います。
体だけが動いても、心だけが活発でも。
「どちらか」では、結果は出ないのだと思います。
体と心。
この両方が調和して、
切れのあるスイング。
また守備でも一歩目を、踏み出せるのだと思います。
だからこそ、入り方に工夫をしてみることをお勧めします。
音楽は最強
僕がおすすめするのは音楽ですね。
どれだけ眠たい状態でも、テンポの速い曲やミスチルの終わりなき旅を聞けば。
体が起き上がってきます。
これをランニング、ストレッチとかけ合わせることで、身体と心の調和を毎試合行うことが出来ます。
そして、最高の状態で打席に立ち、守備につくことが出来るのです。
不調を脱出する方法5.道具の手入れをする
一見するとパフォーマンスに関係のないことだ。
と思うかもしれませんが、これが大いに関係するのです。
道具の手入れが大事な理由1.気が付く
まず、道具を手入れする選手というのは細かいところに気が向く選手です。
そういった選手というのは自分の悪いところにも気が付きやすいのです。
ちょっとしたきっかけでスランプを脱出することも可能です。
イチローなんて、毎試合ごとに道具の手入れを行っていたと言います。
僕は、イチローの安打記録と道具を大切にする心。
ここに密接な関係があると思えてなりません。
また、野球とは関係ありませんが優れたビジネスマンは靴がきれいですしデスクの上も整理整頓が成されています。
道具の手入れが大事な理由2.なんだかんだ野球の神様は見ている。
論理的な話ではありません。
しかし、
道具を大事に出来る人は、なんだかんだ見られているのです。
野球の神様はもちろん、チームメイトや監督からもです。
だからこそ、不調でいるときも何かと応援してもらうことが増えて。
脱出できる機会が訪れる可能性も高くなるのではないかと思っています。
道具の手入れが大事な理由3.余裕が出来る
綺麗な道具を身に着けて、グラウンドに立っていると余裕が出来ます。
スランプでいるときは、余裕がない時がほとんどだと思います。
頭の中は、結果を残すことでいっぱい。
そういった時に、道具をキレイにするという作業を持ってくることによって。
精神的なところにちょっとしたゆとりが生まれるのです。
それが、結果を残すうえで良い仕事を果たしたりしますから馬鹿にできません。
不調脱出は野球人の夢
僕はそう思っています。
いつまでも絶好調だったらいいのに。
ただ僕が思っていることは、
不調から脱する速さ。
これもまた実力だと思っています。
優秀な選手は、たとえ不調に陥っても、そこから抜け出せるようにあらゆる努力を払うものです。
だからこそ、安定した結果を残すことが出来るし、周りからは信頼される1流になれるのだと思います。